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櫻画報

高二のころ赤瀬川原平さんにぞっこんだった。現在手元には残していないけれど、赤瀬川さんの著書「オブジェを持った無産者」現代思想社1970(絶版)を貪るように読んでいた。ネオダダイズム・オルガナイザー、ハイレッドセンターなどから現代美術全般に興味を持ち始めるきっかけとなったし、「櫻画報」では世間を斜めに見る目が伝染した。

60年代の美術雑誌(美術手帖など)をあさりに、ちょくちょく神保町の古本屋街に出かけたのもこの頃。写真の「櫻画報永久保存版」「朝日ジャーナル」もその当時、古書街で買い求めたもの。
とにかく、60年代にあこがれていた。でも当時は10年前ほどのことで、直近のことだったはずなのに、遠い昔というか、遠いあこがれの世界に見えていた。
それから美術部に入り、高校卒業後、すぐに赤瀬川さんの隣の教室に通うことになる。
尾辻克彦となってからはご無沙汰となり、「トマソン」も素通りして90年代前半から「ステレオ写真」〜「中古カメラ」で再会となった。
1:朝日ジャーナル
2:その朝日ジャーナルに連載されていた「櫻画報」(アカイアサヒでこの3/19日号は回収処分となった。表紙がまずかったという説もあり)
3:「櫻画報永久保存版」青林堂1971


"桜画報大全" (赤瀬川 原平)
"ステレオ日記 二つ目の哲学" (赤瀬川 原平)
"中古カメラの愉しみ―金属人類学入門" (赤瀬川 原平)

book , okano_archives | 2004/09/21