写真のLPレコードはそのコンサートのライブ録音である。自分が行ったコンサートがLPレコードになるとのことで、首を長くして発売日を待って手に入れたこともあり、すり切れるほど聞いた。
アンコールでのロバート・JR・ロックウッドのソロ「MEAN BLACK SPIDER」は今も耳に残る名演だった。ロバート・JR・ロックウッドはロバート・ジョンソンの義子である。
右のシングル盤はこのLPのおまけで、フェスティバルに出演した盲目のブルースシンガー、スリーピー・ジョン・エスティスの「CORINA CORINA」「PRESIDENT KENNEDY」が収録されている。
当時、日暮泰文や鈴木啓志がやっていたガリ版刷りの雑誌「THE BLUES」を愛読していたことなど思い出す。かなりブルースにハマってた時期である。
そういえば、ロバート・JR・ロックウッドとスリーピー・ジョン・エスティスの二人は、いわゆる再発見されたアーティストである。戦前に活躍していたわけだが、その後の時流に取り残され忘れ去られていた。白人がブルースをやり始めたことから、60年代に探し出されて再度演奏活動を始めた人たちなのだ。

"スウィングス・イン・トーキョー～ライブ・アット・パークタワー・ブルース・フェスティバル’95" (ロバート・ジュニア・ロックウッド)

"ザ・レジェンド・ライヴ2003" (ロバート・ジュニア・ロックウッド)

"エスティスの伝説" (スリーピー・ジョン)
"ブラウンズヴィル・ブルース" (スリーピー・ジョン・エスティス)